初秋の明日香路

明日香

夏がどんなに暑くても、お彼岸がくれば彼岸花が咲き、
夜になると、虫の音が秋になったことを知らせてくれます。

当麻寺 302s-

このところ さわやかな秋晴れが続きますね。
思い切って三味線をケースにしまい込み、カメラを持って出かけました。
久々の明日香路です。
いつものように甘橿丘(あまかしのおか)の駐車場に車を置き、飛鳥寺に向かいました。
甘橿丘にも登りたかったけど、今回は一人だったのであきらめました。

飛鳥寺1 

飛鳥寺は蘇我氏の氏寺で、蘇我馬子が開基した、日本最古の本格的寺院です。

飛鳥寺の西側のこの広場は西門跡で、
門の内側には飛鳥の檜舞台(ケヤキ広場)があり、
中大兄皇子と藤原鎌足はここの蹴鞠の場で出会い、大化の改新をなしとげた。
この時二人は飛鳥寺に陣をかまえ、
西門から甘橿丘の蘇我入鹿・蝦夷の館をにらんでいた。
(飛鳥寺西門跡の説明書きより)

飛鳥寺西門跡 西門跡

西門を出たところにある、蘇我入鹿の首塚
討たれた蘇我入鹿の首が、何百メートルも離れたここまで飛んできたと
伝えられているそうですが、向かいにある甘橿丘がよく見えるこの地に
供養塔として建てられたのかな~と、私は勝手に思っています。

蘇我入鹿の首塚

首塚のそばでは、奈良文化財研究所の発掘作業が進められていました。
道路のすぐ横だったので、お願いして写真を撮らせていただきました。
はけや小さなスコップで土を少しづつ取り除いていく、地道な作業から
千年以上も昔の建築物が分かるんですね~。

奈良文化財研究所発掘作業

飛鳥寺を後にして、聖徳太子ゆかりの橘寺にむかいました。
たんぼのあぜ道には、彼岸花が競うように咲き誇っています。

明日香 

青い空はどこまでも高く、白い雲は太陽の光を受けて銀色に光っています。
この景色の中を一気に通り過ぎてしまうのがもったいなくて、
何度も深呼吸をしながら、ゆっくり歩きました。

明日香 

橘寺の前は段々畑になっていて、いつもなら稲穂と彼岸花で
縞々模様になるのですが、今年は彼岸花が少ないのか
それとも もう終わってしまったのか、期待していたのにちょっと残念でした。

橘寺1

橘寺2

橘寺を後にして歩いていると、三脚をたててカメラを構えてる人がいます。
振り返ると、橘寺が、丁度いい位置にある、 「あ、ほんま、いい景色や~」
横で私もパチリと一枚撮りました。
赤とんぼも飛んでいたけど、写真には写りませんね。

橘寺3

そして車で棚田の稲渕地区へ移動。
山の中の棚田に、この時期は彼岸花と かかし祭りを見に来る人が多く、
おまわりさんが交通整理されてるほど、車も人もいっぱいです。

稲渕・棚田

毎年この棚田で催される「案山子まつり」
このジャンボ案山子は、せんと君にしては鹿の角がないし、
大仏さんにしては服きてるし、???
説明書きを読むのを忘れました。

かかし

棚田3

稲渕の棚田は日本の棚田百選に選ばれたところで、
四季折々の風景が楽しめます。

稲渕の棚田 

万葉集には、飛鳥川を詠んだ詩がたくさんあります。

飛鳥川3

飛鳥の時代から、ほとんど変わってないのかと思うほど
手が加えられていない、素朴な川です。

飛鳥川

飛鳥時代に、川の中に石を並べ、橋として渡っていたという、
「飛鳥の飛び石」が今も残されています。

飛鳥川の飛び石 飛鳥川の飛び石

秋晴れの一日、彼岸花を満喫して家路につきました。

当麻寺 331s-

広告
カテゴリー: 花と木, 明日香 パーマリンク

初秋の明日香路 への10件のフィードバック

  1. saganhama より:

    (^^)オ・ハ・ヨ・ウ・ございます。
    青い空と黄金色の田園風景は気持ちが良いですね。その中に散らばる
    赤い彼岸花が彩りをより華やかなものにしてくれていて、こういう風
    景に日本を感じますよ。

    我が家の近くにも発掘の場所があったのですが、今はどうなってるか
    分かりません。根気のいる発掘作業をされてる方々には頭が下がりま
    す。見た目は簡単そうですがそれなりの技術が必要だそうですね。
    でかい案山子ですね。観音様のようにもみえますが。。。
    初秋の大和路楽しませて貰いました。コスモスさんが撮られるショッ
    トは印象深いものが有って良いですよ(^^)v

    アッそうだ!abendさんも同じ棚田をブログにアップされてましたよ。

    • cosmos より:

      hamaさん、おはようございます。
      まさに童謡 「ふるさと」 に唄われてる景色ですよね。
      田舎育ちの私は、こういう所に来るとホッとするんですよ。
      発掘作業はあちこちでよくみかけます。
      平城宮跡でも、いつ見てもどこかで作業が行われています。
      ボランティア仲間で観光ガイドをされてる方がおっしゃってました、
      世界遺産は、このだだっ広い平城宮跡ではなくて、
      この地下に埋まってる遺跡が世界遺産なんですよ・って。
      考えてもいなかったので、「なるほど~」と納得しました。

      何も考えないで、ただただパチパチと撮っているので、
      記事を書く時になって、あれも撮っておけばよかった、
      違う方向から撮ればよかった、と反省ばかりです。
      印象深いと言っていただいてうれしいです。
      abendさんち、すぐ行ってみます。

  2. abend より:

    こんにちは。
    飛鳥は彼岸花が多くてとても綺麗ですよね。
    私も見たくて行ってきました。
    去年から行きたいと思ってました(笑)
    飛鳥寺も橘寺もまた訪れてみたいです。
    秋晴れで良いお天気だったようですね。
    私は小雨の中でした。でもとても楽しめましたよ。

    • cosmos より:

      abendさん、おはようございます。
      稲渕に行かれたんですね、
      秋晴れが続いた時だったので、私のほうが少し早かったのかな、
      (ブログアップが遅すぎです)
      もう少し早く行けば、彼岸花も案山子もきれいだったと思います。
      今年は案山子の出品が少なかったようですね。
      次はぜひ車を置いて歩いてみてください、
      明日香の良さが満喫できると思いますよ。
      近鉄飛鳥駅前にはレンタサイクルもあります。

  3. fujim より:

    コスモスさん こんにちはー
    明日香路、 そのアタリはもう全部コスモスさんのところで見てるにチガイナイと思ってるのに、 今度はまたまたはじめてのところのような新鮮さで写真を見せてもらいました。
    いいですね、いいですね! 普通に見られる景色が、こんなに素晴らしい^^!
    黄色い稲穂、 真っ赤な彼岸花、 いつもの青い空白い雲に、今はそれらが加わって自然を歌っています・・・
    ん? ナンカ言うことが感激し過ぎですか^^?
    コスモスさんの写真がそう言わせるんですよ。

    最近、普通の景色にとても惹かれます。 
    昔からの見慣れた景色のはずですが、とても新鮮でいいですね。
    うわぉ! 大きな大仏さん? ちがう^^? なにしろ明日香路ですからねぇあり得ます。
    ずーっとその名前で流れてきたのでしょう飛鳥川、 そばに佇むだけでふつふつと歌や句が湧いて来るのでは・・・・・  ならいいんですけどね^^。 
    金銀銅の中のコスモス色、楽しみにしてますよ~~。

    • cosmos より:

      fujimさん、こんばんは、遅くなりました。
      明日香の写真は何度目のアップでしょうね、覚えていないくらい度々です。
      私の生まれ育った町が明日香のような田舎だったので、
      明日香に行くと故郷に帰ったような懐かしさと安心感をおぼえます。
      特別のものはいらない、普通の景色がいい、私もそう思います。
      日本の古き良き時代の田舎の風景に感動するのは、年を重ねたからかもしれませんね。
      今回は、青い空と白い雲、稲穂に彼岸花と、写真に映える条件が
      いっぱいそろったから、写真がきれいに見えるんですよ。
      飛鳥川のそばに立つと、俳句がふつふつと・湧いてくる訳ないですよね。
      月、月、月、と言ってみてもそれから先がでてきませ~ん。

  4. Pu'uwai より:

    のどかな田園風景は私の故郷にもそっくりです。違うのは故郷には大和文化も棚田もない、ただの田園ですね。広い八丁田んぼです。fuさんもそうだと思うけど年を取ると何でもない日本の原点のような風景がすっと入りますね。若い時は退屈な田舎が嫌でなんてつまらない景色と思ったのが今は懐かしい。

    彼岸花の写真を撮りたくて田んぼをうろうろ探しました。残念コスモスさんのような景色が見つからない。彼岸花の畦道 可愛い案山子、そろた、 そろた~よ♪ 傘踊りそろ~た♪♪♪♪と踊っているような仕草で迎えてくれてます。

    どの写真も素敵だけど私は3人の案山子の下の棚田の写真が好きです。奥行のある田園に秋のすじ雲が少しだけ浮いていて豊穣の秋の喜びが伝わって来ます。もうすぐ収穫祭の秋祭りがあるのでしょうね。

    • cosmos より:

      pu’uwaiさん、こんばんは。
      私の故郷も、何にもない、山と田園風景のところでしたよ。
      でも今はそれがとっても懐かしいです。
      明日香には、そんな田園風景のなかに歴史の舞台になった史跡がいっぱいあって、行くとこ見るとこに感動します。何度いっても飽きることがありません。

      家のまわりの田んぼでは、彼岸花をあまり見かけなくなりました。
      明日香では、観光用に彼岸花が保護されてるようです。
      棚田も後継者がいなくて、一般からオーナーを募集して続けられていて、
      かかしまつりへの出品は、オーナーさん達に義務付けられてるそうです。

  5. 照れまん より:

    cosmos さん こんにちはー
    奈良は どこをとっても 絵になりますねえ。
    日本の原風景。稲も彼岸花も似合います。
    やっぱり歴史の宝庫です。一度は行ってみたかったです。
    歴史に疎い照れまんですが、蘇我氏の館は 山の上にもあったというのは、写真の山の上でしょうか?

    大きい案山子さんは どうやら観音様みたいですね。
    あまりにも便利になり過ぎた世の中を、もう一度見直して、多少不便でも 心の豊かさを求めましょう?なんてことが書いてあるみたい??ですね。

    しかし俳人コスモスさんの 誕生ですよ。う~~んと、唸りっぱなしです。

    • cosmos より:

      照れまんさん、こんばんは。
      明日香は、歴史の舞台になった史跡がなければ、
      日本のどこにでもある田舎の風景です。
      若いときは、こういう風景を見てもなんにも感じなかったのに、ホッと一息つけるような、安らぎを覚えるのは、やっぱり年のせいでしょうかね~。
      蘇我氏の館は、首塚の向こうに見えてる甘橿の丘の上にありました。
      ジャンボ案山子は観音様ですか、お顔は飛鳥大仏さんに似ていました。

      さすが照れまん先生、出来の悪い子は 「ほめて育てる」
      心得ておいでのようです。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中