安来節のふるさと

                              どじょうすくい男踊り 

私が所属する民謡教室では、二年に一度民謡の故郷を訪ねる旅をしています。

★ 佐渡おけさ・・・・・新潟県佐渡ケ島
 こきりこ節・・・・・富山県五箇山
 しげさ節・・・・・島根県隠岐の島
 祖谷の粉ひき唄・・・・・徳島県祖谷(いや)温泉

などを訪ね、その土地で昔から唄い継がれてきた、本場の民謡に触れてきました。
                                               ★~ ★~ ★
今年はユニークな 「どじょうすくい」 の踊りで知られる安来節の故郷、
島根県安来市に行ってきました。
東の江差、西の安来と言われるほど 江差追分と安来節は上級の難しい民謡で、
少し民謡をかじったくらいでは、とてもとても唄える唄ではありません。
それでも、安来節のふるさとを訪ねるということで、教室で唄を教わりました。
                                                        ★
さて、いつもならまだお布団の中でウトウトしてる朝5時に起きて6時には家をでました。
今年で20周年を迎えた民謡教室、年々高齢化が進み、
出席者も約半分の30人と少々淋しい旅行となりましたが、そこは賑やかな人ばかり、
ワイワイガヤガヤと観光バスに乗り込みました。
                                                       ★
ところが出発して10分、まだ添乗員さんの挨拶が始まらない時に
運転手さんの 「あぶない!」 という大きな声と共に急ハンドルでバスは右に大きく揺れ、
それと同時に、左から乗用車がバスにつっこんできました。
バスの中での司会進行役を仰せつかっていた私は、
その準備をしていて、半分腰を上げた状態でいました。
ガン、ガ~ンという衝撃に思わず肘掛にしがみつき、通路に転がり落ちるのを免れました。
幸い怪我人もなく、バスは傷ついたものの走行には支障がないということで、
警察の検証が終わるのを待ち、一時間遅れで無事出発することができましたが、
「今日は宝くじ買ったら当たるよ」 などと冗談がいえるくらいで、不幸中の幸いでした。
                                         どじょうすくい162
バスには三味線も太鼓も積み込まれていて、
先生の三味線の伴奏で、合唱したり、一人ずつ好きな民謡を唄ったり、
そして順番に唄わされた安来節は、同じ先生に、同じように習ったのに
どうしてこうも唄い方がちがうの? 爆笑が続きました。
揺れるバスの中で、ずっと三味線を弾き続けた先生の情熱に頭がさがりました。
気がつけば、中国自動車道から米子自動車道に入り 「大山」 に向かっています。
ロスした1時間はいつのまにか埋められたようで、
「運転手さんが頑張ってくれました」 とガイドさんは言われたけど、
頑張るってことは、スピードを出すってことですよね、
遅れてもいいから、安全運転で!と願いました。
                                     ★~ ★~ ★
梅雨のさ中なので雨が降ったりやんだり、
分厚い雲に覆われてせっかくの大山が見えない。
標高900メートルの「大山の森」で昼食を済ませたものの、
足元が悪いために大山寺への参拝は中止、次の目的地 安来節演芸館に向かいました。
                                                ★
名人に向かって 「うまい!」って言うのは失礼かもしれないけど、
ほんとに見事な撥さばきで、安来節独特の二枚撥は芸術としか言いようがない。
中棹かと思っていましたが、太棹(津軽三味線)で弾かれていました。

 安来 006s-

どこでどう合わせてるのか、三味線の中に微妙なリズムで入ってくる鼓が
安来節の不思議なリズムを奏でてる、これもまさに芸術。

安来節演芸館

唄の後はどじょうすくい踊り、何度見てもついつい顔がほころんでしまいます。

安来 015s- 

そして 「どじょうすくい踊り体験」 
隠れていたのに、舞台に引っ張り出されてしまいました。

安来 048s-  安来 033s-

いやだ、いやだと言ってたわりには楽しそうに踊っています。
友達が撮ってくれた写真です。
汗びっしょりになったし、太ももが筋肉痛になったけど、
演芸館を出て、玉造温泉に向かうバスの中で
いただいたビールがのどにしみました、最高においしかったです。
                                ★
翌日は足立美術館へ。
10年くらい前に一度訪れたことがあって、
額縁に入った絵のようなすばらしいお庭は、しっかりと頭に残っています。
今回もたっぷりと時間をとって、ゆっくり見てまわりましたが、
今にも振り出しそうな分厚い雲に覆われて、
せっかくの名庭園の写真が映えません。

安来 081s-

安来 074s-

安来 075s- 

床の間の壁をくりぬいた所から見える庭園が、
あたかも一枚の絵画がかかってるように見える 「生の掛け軸」 

安来 077s-

光って外の景色が写らなかったので、
パンフレットからいただいた写真です。 

 どじょうすくい166

足立美術館を後にして、鳥取県の境港市にある水木しげるロードへ。
安来 107s-

安来 111s-

                                         ★
旅行に行く2ヶ月前から準備を始めました。
旅行会社との交渉や、会員さんへのしおり作りから、
宿泊の部屋割りや、道中の飲み物の準備や、ゲームで出す景品の準備等々、
細かい準備がかなり大変でした。
旅行に行くと おいしいものを食べて、のんびりして、
いつも1~2キロ太って帰ってくるのですが、
今回は逆に1キロ減っていました。
足の悪いお年寄りも何人かいて、バスの乗り降りや散策にはかなり気をつかいましたが、
何の事故もなく、みんな無事に帰ってこれたし、
何はともあれ、大きな行事が終わって、やれやれと胸をなでおろしています。

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安来節のふるさと への12件のフィードバック

  1. 照れまん より:

    コスモス さん こんにちはー
    うわ~い、安来だ 安来だ~!!
    ダンサー コスモスさん?? ダンサーじゃなくて 踊り子コスモスさん??
    違うって  民謡家の コスモスさん。
    安来節 を踊っている コスモスさんに 座布団 2枚☆☆
    一番 足腰が強そうなのが コスモスさんに違いない。
    しかし、安来節 って難しいんですね。知らなかった。 どぜうニョロニョロ ・・・・。

    足立美術館は いつみても キレイですね。素晴らしい美術館です。

    交通事故に会いながらも 無事に旅行を終了できて おめでとうございました。
    お疲れ様でした!!

    • cosmos より:

      照れまんさん、こんばんは。
      座布団ありがとう!
      指名されそうな気がしたから、かくれてたのにね、
      でも、腰の振りが一番さまになってたよ、って先生にいわれました。
      どぜうニョロニョロ・・・って、最近見ないですよね。
      子供のころは、川に入って服をぬらしながら
       どじょうをつかまえて遊んでました。
      ひとまわり大きな、ひげを生やしたどじょうは、
      手でにぎるとキュウキュウと鳴くんですよね。
      田舎で育ったから、女の子なのにこんな遊びばかりしてました。

  2. saganhama より:

    (^^ゞオ・ハ・ヨ・ウ・ございます。
    事故大事にならなくて良かったですねε-(´∀`*)ホッ

    以前テレビで安来節の特集番組を観たことがありますが踊りの
    ユーモアさとは裏腹に奥の深い難しい民謡だと言って記憶があ
    ります。なので、本場の本物は見応えがあったでしょうね。
    引っ張りだされて踊ってる皆さん、コスモスさんも含めて様に
    なってますね。全員コスモスさんのお仲間なのかな?

    足立美術館の庭は彼方此方のブログでも、みさせてもらってま
    すが何時見てもその手入れの行き届き具合には感心させられて
    ます。

    水木しげるさんが住まわれてた調布市に行ったことがあります
    が、故郷の境港市も一度は行ってみたいですね。

    旅の世話役お疲れ様でした。少人数ならまだしも大人数となる
    と配慮すべきことも多くなってその調整は大変だったでしょう。
    コスモスさんのご苦労は度に参加された皆さんの良き思い出と
    して、実を結んだと思いますよ。

    • cosmos より:

      saganhamaさん、こんばんは。
      ほんとに大事にならなくて良かったです。
      中国自動車道でもトラックが横転してるのを見ました。
      毎日、どこかで事故が起きてるんですね、気をつけなくちゃ。
      本場の安来節は、やっぱり見ごたえがありましたよ。
      特に私は三味線ばかり気になって見ていました。
      ドドン・ドドンと、目にとまらないほど早く弾く、安来節独特の二枚撥が
      とっても難しいのに、いとも簡単になめらかに弾かれていて
      さすが名人、さすが本場、びっくりしました。
      踊ってるのは、民謡教室の仲間ばかりです。
      お世話役は大変でした、宴会では体もはりましたしね(笑)
      「有難う、おかげで楽しかったわ」 って言ってもらったのが
      一番うれしかったです、疲れがふっとびました。

  3. fujim より:

    こんにちはー
    ♪~胸さわぎの腰つき~~♪ チガウチガウ、それは歌がチガウでしょ ^^ゞ
    コスモスさんが 一番いい腰つきしてますねぇ タブン^^山歩きで鍛えてますからね。
    もう何十年も前になりますが、 安来で歌踊りを見たことがありますよ。
    腰につけてるビクが殊のほか踊っていた、ペコンペコンという動きを思い出しました。
    同じところかどうかは分りませんが、観光用のこういう会場でした。
    山陰には何度か行ってますので、「行った行った!」と懐かしい^^。

    バスの事故恐いですね、 1時間の遅れぐらいですんでよかったです。
    大所帯の旅行の、身を削っての(^^)お世話は大変だったでしょうね、お疲れさま~~。

    • cosmos より:

      そうそう、あのペコンペコンという腰の動きが難しいんですよ。
      楽しい踊りだけど、本気でやると腰を痛めてしまいそう、
      なのに ついつい本気になってしまうのが私の悪い癖で、
      コスモスの花とは対照的に、カッ と足を広げてるのが私です。
      fujimさんが行かれたとこと、同じところですよ、たぶん。
      バス事故、ほんとにびっくりしました。
      一瞬 串ざしのバスを思い出しましたよ。

  4. abend より:

    こんばんは。
    事故 大事にならなくて良かったですね。
    安来節って見てる人をふと笑わせてくれるような楽しさがありますよね。
    これを踊るのは大変だろうと思います。
    良い体験になったのではありませんか!?^^

    • cosmos より:

      双方に怪我人が出なかったのが幸いでした。
      安来節はとってもユーモアがありますね~、
      でも唄も踊りも難しいんですよ。
      衣装をつけてもらって、楽しかったです。

  5. そのちゃん より:

    旅のお世話役、バスのハプニングとかもあって大変でしたね。
    ほんとにお疲れ様でした!

    どじょうすくい踊り楽しい雰囲気が伝わってきます。
    いい体験が出来て良かったですね♪
    足立美術館昔に訪れたことがあります。
    手入れの行き届いたきれいな庭園で素敵です♪

    場所は違うのですが、母も民謡にまつわる土地をときどき訪れています。
    祖谷のかずら橋は、怖くて渡れなかったそうです。

    • cosmos より:

      そのちゃん、こんばんは。
      疲れたけど、同じ趣味を持つ人同士の旅行だったので、
      楽しかったです。
      祖谷のかずら橋は、ほんとに恐かったですよ。
      橋の横は大きな穴があいてるし、人が歩くとユラユラゆれるし、
      落ちた人っていないんでしょうかね~、

  6. Pu'uwai より:

    幹事お疲れさまでした。コスモスさんの努力が皆さんからの感謝となって報われましたね。
    『お世話役は大変でした、宴会では体もはりましたしね(笑)
    「有難う、おかげで楽しかったわ」って言ってもらったのが
    一番うれしかったです、疲れがふっとびました。』 
    コスモスさんの笑顔が目に浮かびます。 

    コスモスさん 本当に怪我がなくてよかった。ぞっとしました。
    娘は、「相手がなくてよかったわ。自損でよかったわ。相手がいたらもっと落ち込んでたでしょうね。」って、、、あはは、相手がいたら死んでたわ。相手もあなたもね。1時間の遅れは長距離のドライバーにとっては何てことないんだと思います。以前日帰りバスツアーで吉野に行った時に、迷子になった人がいて、1時間出発が遅れましたが、到着は定時でした。

    バスの中も三味線伴奏で唄ったのは楽しかったでしょうね。私の師匠もどうしてあんなに上手いのだろう!変幻自在に弾きます。私達は素人に毛が生えかけたところだから、しげさ節でも易しくアレンジして真似しなさいと言いますが。「音をとらせてください」と会長がお願いした時は、何だか装飾音の入ったように聞こえるまるで違った弾き方になります。

    本場の安来節はどんなにか素晴らしかったでしょうね。
    コスモスさんの踊りも見たかったなぁ!
    宴会の愉しさも十分想像がつきます。 いいなぁ!

    • cosmos より:

      pu’uwaiさん、こんばんは。
      毎日どこかで交通事故が起きているんですね。
      ほんのちょっと差で、命を落としたり、助かったり、
      人の運命って初めから決まってるのかな~、なんて思ったりします。

      幹事は大変だし、疲れるけど、その分 人の倍楽しめますね。
      皆さんが温泉に入ってる間に、宴会場で座席の準備をしたり、皆さんに渡すプレゼントの用意をしたり、4人の幹事が変装して皆さんをお出迎えしたり、いっぱい思考をこらしました。

      どの民謡もそうですが、生まれて唄い継がれている、その土地で聞く本場の民謡は、独特の味があって、よそ者には真似できないものがありますね。
      宴会場でも安来節を聞かせてもらいましたが、民謡教室の客だということで、三味線の方が津軽曲を何曲か弾いてくださいました、すばらしかったです。 どこにでも うまい人はいっぱいいますね~、
      みんなすごく努力されてるんでしょうね~。 
      とってもいい勉強になりました。

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