當麻寺(たいまでら)の練供養会式

奈良盆地の西の端、大和と河内(大阪)の境にある二上山の麓に當麻寺はあります。
7世紀末に創建された當麻寺には、国宝の本堂(曼荼羅堂)をはじめ、
弥勒仏坐像 、東塔、西塔、日本最古の鐘楼など数々の国宝があり、
歌舞伎や浄瑠璃で語り伝えられている、中将姫伝説のお寺です。
いつもは静かなお寺ですが、練供養のこの日は境内に人があふれていました。

当麻寺 094s-

當麻寺の様子は、昨年の5月 二上山に登ったときに写真をアップしてますので、
そちらでご覧ください。      二上山・當麻寺(たいまでら)

練供養は、今年で1008回目、毎年5月14日中将姫の命日に行われ、
1008年の間、途切れることなく続けられてきた行事です。

当麻寺 106s-

本堂(この日は極楽堂と呼ばれる)から、仁王門を入ったところにある小さな娑婆堂まで、
つまり極楽浄土から人間の住む俗世界まで、来迎橋が渡されています。
午後4時、日の没する山(二上山)に太陽が傾くころ、中将姫の像が乗ったお神輿を先頭に、
お稚児さんや僧侶、観音様や二十五菩薩が雅楽が演奏される中、
極楽堂を出て娑婆堂に向かいます。

当麻寺 111s- 
当麻寺 137s-
当麻寺 131s-

娑婆堂で読経が聞こえ、やがて鐘の音と共に 俗世界に別れを告げた中将姫が
菩薩様に守られて来迎橋を渡り、極楽浄土に向かいます。

当麻寺 151s-
当麻寺 157s-
当麻寺 100s- 

観客席から、「菩薩様の首が・・」 「首が・・」 と声があがりました。
ガクンと曲がってしんどそうでしたからね、直してもらって やれやれ・・・

当麻寺 171s-   当麻寺 172s-

それにしても、ものすごい人、人、人で境内が埋まっています。

当麻寺 144s- 

二上山にかかった夕日に照らされて、中将姫や菩薩様が極楽堂に入られる様子が
まさに西方浄土を表しています。

 当麻寺 161s- 

千年以上も、脈々と続けられてきた練供養に、ずっしりと歴史の重みを感じ、
来年もぜひまた見に行きたいと思いました。

広告
カテゴリー: 神社、仏閣 パーマリンク

當麻寺(たいまでら)の練供養会式 への10件のフィードバック

  1. saganhama より:

    ~~~ヾ(^∇^)おはよー♪うございます。
    1000年も続く催しが有るのは流石に大和路ですね。
    現世から極楽浄土までの行列が見れるというのも不思議な
    感じがしますよ。
    東京の何処かは忘れましたが、同様の催しをやってるのを
    テレビで見たことがあります。
    菩薩様が行列になって歩いてる様子には歴史を感じられる
    し、エッという驚きもありますよ。
    それにしてもすごい人出ですね!!

    • cosmos より:

      練供養というのは、他のお寺でもあるようですね。
      このように菩薩様に守られて極楽浄土に行くことを人々は願うのでしょうね。
      私のようにカメラ、カメラって一生懸命の人がいっぱいいる中で、静かに手をあわせる人もいました。
      ほんとにすごい人でしたよ。
      中将餅も買いたかったけど、長蛇の列で買えませんでした。

  2. Pu'uwai より:

    うわー もの凄い写真ですね。
    極楽浄土への金色の菩薩さま 目は見えるのかな?
    とっても不思議 でも、これからお出かけなので、又、来ます。

    • cosmos より:

      少しは見えても、やはり視野はせまいのでしょうね、
      お付の人に支えられて、おぼつかない足取りでしたが、
      手の上に中将姫を乗せて来迎橋を渡る観音菩薩さまは、しっかりした足取りでしたよ。

  3. fujim より:

    こんにちはー
    練供養会・ねりくようえ というのですね。  単語もその様子の写真もはじめて見ました。  写真を見せてもらいながら、親鸞聖人の750回大遠忌法要で沢山のお坊さんが入場されるところを思い出していたのですが、 こちらは菩薩様に仮装して送り迎えをされるんですねぇ。
    かなり高いところを渡っていかれるのを実際に目にすることで、 大いに感じるものがあるのではないでしょうかね。  ただお話を聞くだけではなかなか分らないことでも、こうして大衆に具象して見せる、 しかも1000年の歴史があるんですね、 感激してしまいます。

    コスモスさん、撮影にはもってこいのところに陣取れたのではないですか^^? 写真から雰囲気がひしひしと伝わってきます。
    いいものを見せてもらいました、 ありがとう~~!

    • cosmos より:

      fujimさん、こんばんは。
      菩薩様と一緒にたくさんのお坊さんもこの橋を渡っていかれました。
      雅楽と、読経が混じって妙な感じがしましたが、夕日に照らされる菩薩さまたちが神々しく見え、千年も続けられてきたことに感動しました。
      一番よく見えるとこはどこか、と始まる前から行ったり来たり、3段ほどの階段があったのでそこの一番前に陣取りました。 往きは逆光で暗くて、4枚目だけが何とか写りましたが、あとは全部ダメで、帰りの写真ばかりになりました。

  4. 照れまん より:

    コスモス さん こんにちはー  お久しぶりです
    いやー、初めて見ました。すごいです!!
    この練供養は何度見ても 面白いですね。被り物が本当に面白い☆
    千年も続いているというのが 本当にすごいです。
    いいものを見せて貰いました。ありがとう・・・・!!

    • cosmos より:

      照れまんさん、こんばんは。
      お返事が遅くなってすみません。
      当麻寺の練供養、すごいでしょう、見に行って感動しました。
      千年という想像できないほど長い年月、毎年繰り返されてるのがすごいことですね。やっぱり奈良は歴史のある土地なんだな~と、改めて思いました。

      夜中にお腹が痛くなって、朝には治ったんだけど、去年 健康診断を受けそこなっていたので気になって いつも行く診療所に行ったら、血液検査や、胃カメラ、腹部エコー検査を受けるように言われて病院へ、一週間病人の気分でしたが、結果どこも異常なしと言われ とたんに元気になりました。 どうやら あのお腹の痛みは神経的なものだったようです。

  5. jazzy より:

    コスモスさま
    唐招提寺の瓊花見られたのですか。
    僕も一度は見たいと思っているお花なのですよ。
    良い香りでしたか?
    唐招提寺と皇居のどこかにしか確かなかったとても貴重なお花なんです。
    ちょうど今頃咲くお花かなと、アジサイとは種は全く異なるのですがイメージとしてそう思っていました。
    5月に咲くのですね。
    覚えておきます。

    • cosmos より:

      jazzyさん、こんばんは。
      やっぱりそうですよね、皇居と唐招提寺にしかない って教えてもらいました。
      でも何年か前ですから、あちこちに移されてるのかもしれないですね。
      甘い香りではなく、なんとなくスーっとする(表現がへたですね)感じでした。
      家で時々、唐招提寺で買った 「瓊花」 のお香をたいてます。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中