先日、能舞台で三味線の演奏をさせてもらったのですが、
今回は本物の能を見る機会に恵まれました。
古都・奈良に初夏の訪れを告げる伝統行事「薪御能」の券をいただき、
夕食の支度を早めに済ませて、初めて観る能にワクワクしながら出かけました。
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薪御能は平安時代、興福寺の「修二会(しゅにえ)」で猿楽を奉納したのが始まりだそうで、
毎年、興福寺南大門跡で演じられていたのですが、金堂の復元工事のため、
今年は奈良公園の中の登大路園地に舞台が作られました。
当初、薪御能は舞台が野外の芝生だったために
「和紙3枚を踏んで湿り気があれば公演を中止する」という取り決めがありました。
演能の前に興福寺の衆徒によって、芝生の上に置いた和紙3枚を踏み、
湿っていないことを観客に示す、「舞台あらための儀」が行われました。
上演中は写真撮影が禁止されていたので、パンフレットの写真です。
金春流「岩船」が演じられましたが、
始まる前に説明文を読んではいたものの、正直内容はよくわかりませんでした。
ただ、能面がとても神秘的に見えたことと、
指の先から足のつま先まで、動きがとても繊細で無駄がないというか、すきがない感じでした。
そしてもう一つ心に響いたのが、お囃子の小鼓と大鼓と太鼓と笛。
「オー」 「ヨウー」 という掛け声とともに響きわたる音の抜群の間合い。
聞きほれてしまいました。
最初の演目が終わると「火入れ」があり、「鬼瓦」という狂言が演じられましたが、
こちらは分かりやすかったので、観客の中からも笑い声が聞かれました。
翌日の新聞によると、
「かがり火に照らされる能に、1500人の観客が幽玄の世界を楽しんだ」
とありましたが、そんなにたくさんの人が来てたんですね。
奈良にいるおかげで、日本の伝統文化に触れることが出来ました、感謝です。
こんばんは(^^)
薪能、言葉は良く聞きますが実際に観た事は無いです。
能面は観客に見せる角度で表情が作れるそうですね。
画像から鼓と笛の音が聞こえてきそうです。
岡崎城の二の丸能楽堂でも薪能は行われていたのですが、今年は無しと言う事でした。
私もあと少しで日本の伝統文化に触れられるので楽しみです。
hanaさんこんばんは。
能は難しいですね、
初めてだったので、興味しんしんで出かけました。
今年は早々と梅雨に入ってしまいましたが、雨に洗われた木々の緑がとってもきれいです。
大阪からだったら、電車がいいですね。駅から興福寺はすぐですし。
6月のはじめ、5日~7日だったと思いますが、
唐招提寺で鑑真和上の命日の「開山忌」があって、年に一度
国宝の鑑真和上像と、東山魁夷の襖絵が公開されます。
もし日にちが合って、お時間があれば、寄ってみられたらと思います。
こんばんは(^^)
唐招提寺の「開山忌」には残念ながら日にちが合いませんね。今回の旅も私の得意の急な思いつきなので、そこまで考慮してませんでした。残念です。
8日か9日の日に奈良公園あたりをうろついてると思います。お天気はよさそうなのでホッとしてます。
hamaさんおはようございます。
最近は天気予報がぜんぜん合わなくて・・
おかげで今日はとってもいい天気になって良かったですね。
奈良の旅、楽しんでくださいね。
cosmos さん こんにちはー
薪御能 を見に行かれたのですね。素晴しい!!
ここでうるさい 薀蓄 の 宿便 をちょっと・・・。
金春流の創始者の 金春禅竹 さんは 世阿弥の娘婿です。
一休さんの大の仲良し。
一休さんが応仁の乱で京都を逃れ 山城の国?の 薪村 に疎開をされた。
そこで、金春禅竹さんは 京都が焼け野が原になってしょげている一休さんの元を訪ね、元気づけようと 夜にお能を演じています。
薪村の人たちが薪を集めて、篝火の中で 行われたようです。
タキギ村で タキギ を焚いて行われたので、これを 薪能と呼ぶようになったとか・・・・。
ところが、これ以前に、三代将軍義満の頃には すでに世阿弥が 薪能を行っていたようなので、これが最初と言うのではないようです。
そういうことで、最期に 一休さんの歌を一首。
「何ごとも みな偽りの世の中に 死ぬるといふぞ 誠なりけり 」一休
最近の民主党や自民党のことを見ていると、この歌を思い出します。
いやいや~、 OH~NO~ でしたね。
すみません、能無しで・・・。じゃ、また・・・・。
照れまんさん、すごい!
ほんとに いろんなことをよくご存知ですね~!
狂言は見たことがあったのですが、
能はテレビで、それもチラッとしか見たことがなかったので、
「どんなんかな~」って興味津々で行きました。
一休さんが、こんな歌を作られてたんですね。
「すきすき すきすき すきーすき、一休さん」
のイメージが強かったので・・
こんばんは
「すきすき すきすき すきーすき、一休さん」
これですよね。私もそうだなぁ。
薪御能 幻想的だったでしょうね。一度能を観た時に日頃の子育ての疲れで半分眠って観たような有様で以来二度とお誘いがなかった。能はストーリーを知らないとよく分からないらしいですね。ストーリーもなんも何を観たのか覚えてなくて、観客の女性がシルクのロングドレスを着ていたのに驚いた印象にあります。能はそういうハイソな人が楽しむものなのかと、、、あの、「オー」 「ヨウー」この間合いの絶妙さ、声の良さはうっとりしますね。歌舞伎とは違った厳粛さを感じますね。狂言は本当に面白かった。
Pu’uwaiさん、こんばんは。
見る前にストーリーを読んだのですが、大まかな流れがわかるだけで、
さっぱりでした。
シルクのロングドレスですか、能舞台なら似合いそうですね。
始まる30分前に行ったら、いす席は全部うまっていて、
一番前の芝生の上に敷かれたシートで、正座してみてましたが、
しばらくすると足が痛くて、投げ出した足を上着でかくしてみました。
何という不謹慎なことでしょうね。
格式のある舞台とは対照的に、客席はリラックスムードでしたよ。