二等三角点 「竜王山」

今年初の三角点探訪は、天理市にある二等三角点 「竜王山」 を訪ねました。

竜王山(標高586メートル)は、大和高原と奈良盆地の境にあり、古くから 「竜王社」が祭られ、雨乞いの山として信仰されていました。

戦国時代、竜王山には南城と北城の二つのお城が築かれていましたが、

どちらも落城し、今では本丸を中心に東西南北に郭の跡が残されています。

 

奈良市内にはまだ初雪は降っていませんが、600メートル足らずの山なのに、

竜王山に登る途中、日陰にはうっすらと雪が残っていました。

北城の本丸跡からは大和平野が見下ろせますが、ガスってて大和三山の畝傍山、耳成山がボンヤリとしか見えません。

靴が埋まるほどの落ち葉の中を皆で歩くと、ガサガサ、ゴソゴソ、乾いた音が響きます。

南城の本丸跡の真ん中に三角点はあります。

少し離れた本丸の端っこに、国土地理院が取り付けた案内板がありました。

                      

    三角点のまわりには樹がなく、点名板を取り付ける場所をどこにするか、

ああでもない、こうでもないと議論(?)の結果、案内板の下に取り付けることに。

ところが、この案内板、取り付け部分がはずれてぶらさがっていました。

それを修理するために、いろんな人がいろんな物をリュックから取り出した物は、携帯用のドリル、ドライバー、はりがね、

登山なのに、みんな何でこんな物を持ってるの?

自分の持ってきた物が役立つと、ほんとに得意そうで、うれしそうなのがおかしいです。

男の人のリュックには、その他ナタ、鎌、縄ばしごなんてのも入ってるようで、ほんとにおもしろいですね。

とにもかくにも「完成」です。

 

                       わき道の入り口で、ブルーシートと車で道をふさぎ、

           バーベキューをされてるご夫婦らしい二人に出会いました。

                     何ということを! これじゃこの道は誰も通れないじゃないですか。

               私たちは下の道を通ることにしましたが・・・なんだかね~

強風で倒れた木がそのままになっていて、山はかなり荒れています。

 

そのせいでしょうか、風が吹く度に木と木がぶつかり合う音が、鹿の鳴き声のような、時には鳥の声のような、

そして丸太と丸太がぶつかる音が、ゴ~ン、ギシ~ギシ~と、とっても不気味でした。

下に降りてくると歩きやすい道が続きます。

この辺りは、「柳本古墳群」 と呼ばれ600個の古墳が点在していて

この道の両側にも、たくさんの古墳を見ることができます。 

       その時代の名の知れた人達のお墓なのでしょう、とても立派な古墳ばかりです。

                                                                                                                 

                                                            

      

竜王山を下りたところには、黒塚古墳があります。

古墳時代前半に作られたという黒塚古墳から、

10年ほど前に、石室やたくさんの鏡などの副葬品がほぼ完全な状態で発掘され、話題になったところです。

発掘されたときの写真 

   

         地震で崩壊した石室の一部が崩れ落ちたため、この部分に埋められていた

     鏡や副葬品が盗掘から免れたのだそうです。

      発掘された鏡が、資料館に展示されています。

黒塚古墳の上からは、畝傍山と耳成山が重なって見えています。

左のこんもりとした森のように見えているのが、卑弥呼の墓と言われている「箸墓古墳」です。

この町には歴史がぎっしり詰まっています。

その一つ一つを見て歩くのも、興味深いものです。

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二等三角点 「竜王山」 への20件のフィードバック

  1. abend より:

    今晩は~山といっても歴史が一杯詰まっている場所ですね^^焼肉されてたふたりは、単にアウトドア目的だったのかしらね?遠い昔に思いをはせて 散策するのはいいでしょうね。

  2. コスモス より:

    abendさん、おはようございます!そうですね~、「歴史散策」でした。車で来た人には、陽だまりのちょうどいい場所で、歩く人のことは考えられなかったのでしょうね。

  3. 照れまん より:

          コスモス さん こんにちはーずいぶん立派な案内板と点名板ですね。こんなのがあったら、ここに来た人たちが、しっかりと理解できて、心に残りますね。それに、歴史がすごいです。其処ここに歴史がいっぱい。歴史を楽しむ散歩道?登山道 ですね。この前のコメントで 「山姥になります」 と言うのを、山焼 と読んでしまいました。目が遠いもんで、よく見たら、山姥 。  この登山のことだったのですね。コスモスさんは まだまだ若いです。だれも、姥桜 なんていいませんよ。じゃ、また・・・・。

  4. ぶんちゃん より:

    いいねえ・・こういう古墳巡り出来るなんて。。。歴史にはあまり興味ありませんが、こういう所は歩いて見たいですね。

  5. がじゅまる より:

    すごい国宝ですね 何キロくらい歩かれたのですか?コスモスさん起伏の激しい山道、よく最後まで歩かれましたね リュックにおにぎり持って探索たのしそうですね

  6. saganhama より:

    こんばんは(^ー^)ノ三角点の看板直しで、綺麗に成って良かったですね。次に来られた方々も喜ばれる事でしょう。色んな道具持ってるのは男性陣が多いのでは?そちらでも荒れてる山多いようですね。手入れが出来てない山は全国で増えてるそうですが山の手入れをする事で雇用を・・・・きつい仕事だから・・・募集しても駄目ですかね。今回の探訪は参加者が多くて楽しそうで、近ければhama²も参加してみたいですよ!最近我が家の近くにも、歴史を感じられるハイクコースが有る事を知りました。お天気の良い日に出掛けてみようと思ってます。一寸気に成ったのですが、山の中でのバーベキューは火事の危険が・・・・写真で見る限り開けた場所では無い様なので。

  7. コスモス より:

      照れまんちゃん、だれが姥桜って?あ~、そやそや、「いいません」って書いてあったわ、それなら許してあげよぅ~。三角点を訪ね歩く、この会も発足して15年になります。同じ三角点を何度も訪ねますが、点名板が残ってることは少ないです。15年前はみんなとっても元気で、ついていくのが大変でしたが、みんな年をとりましたよ。山姥と山爺(こんな字ってあったっけ)ばっかりです。

  8. コスモス より:

    ぶんちゃん、こんにちは!目的は山を歩くことなんですけどね、奈良にはこのように歴史のある場所が多いんですよ。

  9. コスモス より:

    がじゅまるさん、こんにちは!何キロ歩いたんだろ~、12~3キロじゃないかな、万歩計は2万5千歩くらいでした。ハンドバックを持つより、リュックを背負うほうが私にはシックリくるんですよ。

  10. コスモス より:

    hama²さん、いつも有難うございます。ほんとにね~、近くならお誘いしますのに。気のあった人ばかりなので、いつも楽しく歩いています。男性陣のリュックの中っておもしろいですよ。ホームセンターで見つけてきた、「こんなものがあるの?」っていうような めずらしい道具が入ってます。それを使う機会があると、とってもうれしそうで 見てるほうも楽しくなります。わき道は人が一人通れるくらいの細いハイキング道ですが、入り口は2メートルほどの広さがありました。気をつけないと危ないでしょうね、山火事になったらたいへんですから。

  11. 猫と薔薇と私と より:

    今回は 歩きやすい道だったんですね。 それにしても 自分の山と思ってるんでしょうか その夫婦。 火事になったらどうするんだろう! なんだと思ってるんでしょうねぇ。木々がこすれあって立てる音 不思議な音ですね。 でも 台風や積雪で折れた木々の損害は 大変なものだそうです。林檎や稲と違って 解りにくいので あまりニュースにならないようですが、 4年前の積雪被害はニュースになっていたようです。 男性軍のリュックって 道具箱並ですね(^0^ )。

  12. コスモス より:

    猫と薔薇と私と・さんそうですね、今回は「やぶこぎ」はなかったですね。昔は、よほど強い台風でも来ない限り、こんなに木が倒れることはなかったのですが、最近は、台風でもないのに大雨で街が水につかったり、強風が吹き荒れて木が倒れたり、気候が激しいですね。この辺りも、その被害にあったようです。男性陣のリュックの中は、ほんとにおもしろいですよ。何でこんな物を! と思うようなものがいろいろ入ってます。それが役に立つから、おもしろいです。ちなみに女性陣ののリュックからは、飴やお菓子、干しイモや、めざしの焼いたものなど、食べ物が多いです。

  13. meiya より:

    三角点に到達するたびに点名板と言うのを取り付けていくのですか?とても立派なものですけど、その費用などはボランティアなのですか?すみません、下世話なことをお尋ねして・・・。(*^ – ^*)ゞ ポリポリしかし男性群のリュックはドラえもんのポケットですね!(o^-^o)天災は避けたいですけど、いいこともあるのですね。貴重なものが盗られなくて済んだのですもの。今日もコスモスさんの道案内で、古の一端に触れた思いです。どうも有難う~~~。(o^-^o)

  14. そのちゃん より:

    雪が残る竜王山、古代の趣が偲ばれます。皆さんの協力で点名板が無事設置されてよかったですね。古墳は私が暮らしている近くでも結構あるので親近感があります。勾玉が掘り出されたので、地名に 玉 という字が入っています。箸墓古墳のお写真、とくに素敵ですね!太古のロマンがあふれていますよ。

  15. コスモス より:

    meiyaさん、こんばんは!そうです、その時に参加した人の人数も書き込んで三角点の近くの木に取り付けるんですよ。一緒に歩いてる人の中に、その道のプロの方がいらして毎回作ってきてくださいます。リュックの中身を見ると、男性と女性は根本的に違うな~って感じますよ。黒塚古墳ができてまもなく地震がおきたそうで、それが当時のままの状態で残った要因でもあるそうですよ。

  16. コスモス より:

    そのちゃん、こんばんは!そうですね、地名もいわれがあって調べてみるとおもしろいですね。天理市と桜井市は古代の歴史が感じられる場所がいっぱいありますよ。

  17. 愛月 より:

    落ち葉の音が聞こえてきそう・・・ガサガサ、ゴソゴソ、気持ちの良い足音ですね。修理をしながらの点名板の取り付け!素晴らしい登山ですね。

  18. KEN16 より:

    ご無沙汰しております奈良は、まだ初雪が舞ってないのですか?ところで冬の三角点探訪は寒くこたえることでしょうね?冬の山道でフォトに写ってるようなクヌギの落葉を踏み歩く感触はいいですね~ェ!春の訪れに出会いませんか?乾燥の季節に山で火を使うのはやびですね

  19. コスモス より:

    まるちゃん、おはようございます。これからの季節は、この落ち葉を踏んで歩くのが一番気持ちいいんですよ。20人くらいで歩くと大きな音になります。  物好きでしょう? こういうのを見るとだまってられない人が多いですよ。

  20. コスモス より:

    KENさん、おはようございます。昨日が初雪でした。 ほんの少しだけでしたけどね。今日はかなり本格的に降ってますよ、屋根がうっすらと白くなってきました。でも積もるまではいきませんね、すぐに青空が出てきますから。春の訪れを感じるものには、山の中ではなかなか出会えません。田んぼのあるような里山に行くと、ふきのとうなんかに出会えるのかもしれませんね。

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