民謡のふるさとを訪ねて

 

私の所属している民謡教室では、2年に一度日本各地の 「民謡のふるさと」 を訪ねる旅が行われています。

今回は 佐渡おけさ 両津甚句 相川音頭 のふるさと、新潟県、佐渡ヶ島に行ってきました。

いつもは夢の中の、早朝5時過ぎに家を出て伊丹空港へ

新潟空港まで1時間の飛行機、ジェットフォイルで両津港へ

★~ ★~ ★

機内から見た眼下の北アルプスの残雪が光に反射してキラキラ光って、とってもきれいでした。

窓側の席じゃなかったので、写真に収められないのがとっても残念でしたが、

何やらモゾモゾ、ザワザワと血が騒いできました。

バス、飛行機、バス、ジェット、バス、と乗り継いで両津でやっと昼食。 あ~ぁ、疲れた!

★~ ★~ ★~ ★~ ★

甘エビ、イカのお造りなど海の幸が盛りだくさんのお昼ご飯をいただいたあとは、

大佐渡スカイラインを通って400年の歴史をもつ佐渡金山へ

バスの中では、おいしいお昼ごはんでお腹いっぱいだし、朝が早かったし

ガイドさんの流暢なおしゃべりが心地よい子守唄で、コックリ コックリ

ここで見なきゃソンですよ~、 寝てる人起きてくださ~い!

スカイラインから真野湾が見渡せる、すばらしい景色の所でガイドさんに起こされました。

歴史資料にもとずいて、江戸時代の佐渡金山の様子を

実物大の人形を使って忠実に再現されています。

 

 

 

 

 

アリの巣のように掘られた坑道の総延長は400kmあり、

採掘、保鉱、測量などの坑内労働の様子がよくわかります。

遊覧船に乗って尖閣湾の美しい海岸線を眺め、七浦海岸の夫婦岩を見てホテルへ。

温泉で旅の疲れを取り、夕食の後は佐渡立浪会の皆さんによる「佐渡おけさ」の踊りを見せていただきました。

踊り手さんは男の方ばかりでしたが、つま先から手先までとってもしなやかで

動きに無駄がなく、ほんとにきれいで、見とれてしまいました。

翌日は小木港で「たらい舟体験」

ワカメ、サザエ、アワビなどの漁に使われているたらい舟が観光客用に用意されています。

カスリの服に編み笠姿のお姉さんに漕いでもらってひとまわり

海風に吹かれながらゆらゆらと、結構気持ちよかったです。 

ゆられながら、誰かが教わったばかりの「淀川三十石船舟唄」を口ずさむと

みんなで大合唱になりました。 

舟を降りると、 はやい~!、15分ほど乗っただけなのにぃ~

たらい舟に乗った私の写真が絵皿になって並んでいました。

いや~!きれいに撮れてるやないの~!

                 そおぅ~お~(ニコッ)  んな訳ないのにね~、

みんなに言われて、ついつい買ってしまいました。 1500円ナリ。

同じような写真がいっぱいあるのに、もったいなかったな~、後のまつりで~す。

 

次に訪ねたのは、弘法大師が平安時代の初めに創建されたという蓮華峰寺(れんげぶじ)

広い境内に建つ数々の古い建物、特に600年前に建てられた金堂は

国の重要文化財に指定されています。

この広い境内を埋め尽くすたくさんのあじさいの花が、今ちょうど満開でした。

あまりにもあじさいの花がきれいで・・どの写真も捨てがたくて・・

いっぱい並べてしまいました。

そして、国の重要無形文化財に指定されている、「文弥人形芝居」をみました。

お題目は、山椒大夫、母子対面の場です。

哀愁を帯びた唄いまわしと三味線にのって、頭も手も足も、一人で動かしています。

 

トキの森公園、真野御陵、根元寺など盛りだくさんのちょっと忙しい旅でしたが、同じ趣味をもつ仲間同士

芸達者な人も多くて、笑いっぱなしの二日間でした。

観光バスのガイドさんが唄ってくださった 「佐渡おけさ」 と 「相川音頭」

そしてバスの運転をしながらお囃子を入れられた運転手さんも味のあるいい唄でした。

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民謡のふるさとを訪ねて への21件のフィードバック

  1. saganhama より:

    こんにちは(^<^)
    佐渡旅行・・・確かに民謡の故郷と言うイメージが強いですね。他にも民謡あるのでしょうが、私は「佐渡おけさ」しか知りません。カラオケの無い時代は、飲み会の席でよく歌いました(^^♪
    五、六年前ですが新潟へ行った時、佐渡へ渡ろうとフェリー乗り場まで、行った事がありましたが時間的に無理と分かり
    行かなかったです。夏の日本海は波も穏やかなので、これからは佐渡を訪ねるのも良いですね。
     
    民謡に海の幸、金山、蓮華峰寺(れんげぶじ)の紫陽花、人形芝居など等、お楽しみが多い佐渡を、一度は訪ねて見ようかな?この記事は、そんな気持ちを作る切欠に成る記事ですね。
    紫陽花は、やはりお寺の建物に良く似合いますね。どのショットも建物とのバランスが良くて、今回は座布団20枚差し上げましょう。くれぐれも転ばぬように気をつけてください(^_^)

  2. Pu'uwai より:

    こんばんは
    佐渡おけさ、いい形で見事ですね。 踊りがとても決まってます。
    ゆかたの色合いも藍がきりっとして、男の色気が滲み出てこんな風に踊れたらいいなぁ。
    コスモスさんたちのグループも一緒に歌いましたか。

  3. 猫と薔薇と私と より:

      民謡ツアーですかぁ よろしなぁ お三味線持って行かはらへんかったん?
    そういえば 佐渡おけさは 男踊りだったんですね、婦人会でよく目にするから つい女踊りだと錯覚してました。
     昔むかし NHKの民謡の時間に幾通りもの相川音頭を 聞いたことがあります。
    北前船であちこちに伝播した歌のひとつですよね。
     
     山椒大夫 丹後の裏から佐渡まで あのころの人はどんな思いで 語ったんでしょうね。
     
     安寿恋しや ほーやれほー 厨子王 恋しや ほーやれほー
     
     昔見た アニメを思い出しました。
     
     唐招提寺のはす 見事ですね。
     

  4. fujim より:

    家庭以外の社会と接点を持つのは、いろんな意味でいいことですね。 自分だけでは経験できないことに行動が広がります。「佐渡おけさ」はよくイラストなんかで見るシルエットと、ホントに同じような格好ですねぇ。アジサイもカラフルできれい! 捨てられないのが分かります。お皿のプリント、写ってるので買わなきゃ悪いかなぁと思って買ったことがありますよ。洗っただけできれいに写真は消えてしまって、こんなに簡単に消えて再利用できるのなら買わなきゃよかったーー;;。ま、洗うものではないんですけどね^^ゞ

  5. コスモス より:

    みなさん、早速のコメントをありがとうございます。
    民謡コンクールが明日にせまり、少々落ち着きをなくしています。
    終わりましたら改めてお返事させていただきます。

  6. meiya より:

    コスモスさん今日はぁ。
    佐渡の旅、充実してしっかり楽しめたようですね~。
    いつか私も行って見たい一つに入っているのですが、なかなか遠すぎて・・・。(*^ – ^*)ゞ ポリポリ
     
    あじさい・・・確かにどれも綺麗で素敵ですぅ。
    コスモスさんを出迎えてくれたようですね!(*^m^*) ムフッ
     
    あの絵皿・・・・。はてさてコスモスさんは・・・・。(^0^; アハハ…
     
    民謡コンクール、頑張ってくださいね。
    応援してま~~っす。(o^-^o)
     

  7. コスモス より:

    hamahamaさん、こんにちは!
    お返事がおそくなって、すみません。
    「佐渡おけさ」 は若い人以外は 知らない人がいないくらい有名な、日本を代表する民謡ですね。
    ふりがなくて、誰でも唄えるので、宴会ではよく唄われる唄です。
    ちょっと ひなびた漁港 という感じがしましたが、
    何年か前に来たという人は「昔はこんなじゃなかったのにな~」とおっしゃってました。
    いずこも同じ不景気なのでしょうか。
     
    座布団20枚とは気前がよすぎませんか。
    でも有難うございます。 私は飛び乗りますよ。
    自分では若いつもりで飛び乗っても、思ったほど飛べてなくて、ずっこけるかも知れませんね。
    こりゃたいへんだわ~。

  8. コスモス より:

    Pu\’uwaiさん、こんにちは!
    そうでしょう! 着物の色といい、キリリと締めた帯といい しなやかな中にもピシッときまってる仕草といいとってもステキでしたよ。
    私たちは唄いませんでしたが、後で踊りの講習があって、見よう見まねで踊りました。
    やっとちょっと覚えたかな~って時に終わりましたので、もうきれいさっぱり忘れましたよ。
     

  9. コスモス より:

    猫と薔薇と私と・・・さん、こんにちは!
    佐渡おけさは女踊りもありますよ、このたび見せていただいたのは男踊りでしたが・・
    相川音頭は自分ではとっても唄えそうにないけど、味のあるいい唄ですよね。
    短い節回しが繰り返し、繰り返し続いて。 「はい~はい、はい」 というお囃子も変わっています。

  10. コスモス より:

    fujimさん、こんにちは!
    そうですね~、民謡教室に所属してるおかげで、いろんな経験をさせていただいて、世界がいっぱい広がっていきます。
    あじさいは一番いいときに訪れたようで、ほんとにきれいでした。
    いつもはたくさんの写真の中から、2枚くらいに収めるのですが、
    どれにするか迷って迷って、いっぱいになってしまいました。

  11. コスモス より:

    meiyaさん、こんにちは!
    ずっと負担だった民謡コンクールがやっと終わりました。
    私が出場するには、場違いのような大舞台だったので、開き直ったつもりでしたが、やっぱり声が震えてしまいました。
    私には唄うより伴奏の方がずっと気楽で、似合ってます。
    今度は伴奏での出場が控えていますので、ホッとする暇もなくお稽古が続きます。
     
    絵皿、帽子をかぶってるのがコスモスですよ、わかるようでわからないのがいいでしょう?

  12. 愛月 より:

    大海原での大合唱♪ 素敵ですね。誰からともなく「淀川三十石船舟唄」を口ずさむなんて、風流ですね。私も 海風に吹かれながら、たらい舟にゆらゆらと揺られてみたいわ。佐渡金山の様子をご覧になったり、蓮華峰寺のアジサイといい、コスモスさんの意気揚々とした旅行振りが伝わってきました。

  13. コスモス より:

    愛月さん、こんばんは!
    民謡のグループなので、共通の唄はやはり民謡なんですよ。
    旅行は、このような趣味のグループとか、仲のいい女性同士とか、お相手によって楽しみ方もそれぞれですね。
    いずれにせよ普段の生活を離れて、見知らぬ土地へ旅をするのは一服の清涼剤になります。

  14. Pu'uwai より:

    コスモスさん
    今日はありがとうございました。 いつの間にやらのブログですが長く続けられるのも皆さんとお友達になれたからと感謝いたしております。
    下の夏椿の花で、ちょっと訂正があります。
    夏つばきは、5,6cmの花だそうです。 私は「姫沙羅 ひめしゃら」 と間違えてました。
    こちらでは、ひめしゃらの木は良く見られる木です。伊豆の方だと気候が適しているので自生の所もあるそうです。
    ひめしゃらは、夏椿の仲間でひと回り小さい花2,3cmの花が咲きますが、花も葉もそっくりです。 すみません訂正いたします。

  15. そのちゃん より:

    すごいです!
    見所満載の素敵な旅ですね。
    たらい船、面白そう~乗ってみたいな♪
     
    あじさいの写真もどれもうっとりするくらいきれいですよ。
     
    文弥人形芝居の衣装がきらびやかできらきら。
    淡路の人形浄瑠璃と似ているみたいですね。

  16. 照れまん より:

         コスモスさん おはようございます
    ドサ廻りばかりしていたのに、佐渡に行ったことの無い 照れまん です。
    佐渡はいいですね。私の住む島よりは、もっと自然が厳しいのでしょうが、色んなものがあっていいですね。
    お皿、気に入りました。私も一枚、欲しいです。4~5枚同じ物を買ってきて、隣近所に配りたいです。
    でも、あのお皿。もし写った人が買わなかったらどうするんでしょうか。売れ残ったものは、あとで100円均一で大バーゲンなんでしょうか。
    たぶん、ほとんどの人が買うんでしょうね。写真を写す人も、この人たちは絶対買ってくれるぞ~って、解るのでしょうね。
    わたしも、たぶん写真を見たら、買うと思います。これは100年経っても、色があせそうに無いですもんね。
    それにしても、たった15分でお皿に焼き付けるなんて、すごいです。感心です。
     
    それから、アジサイの花 とてもきれいです。背景がバッチシで、コスモスさんが撮ると 本当にきれいだなと思います。
    もう一つ、タライに乗って、みんなで民謡の大合唱になるって言うのがすごいです。さすがに民謡教室の人達ですね。
     
    私なんぞは、救急車に乗って、タライ廻しにされそうですけどね・・・。ほんじゃ、また・・・・。

  17. yasuko より:

    いい旅ですね! お仲間と、共通の唄を口ずさみながら船に揺られて・・ 船頭さん(?)も感動したでしょうね!
    ああいう記念品、あほらしと思いつつ買っちゃう。 けど、やっぱりそれもいい思い出です!

  18. コスモス より:

    Pu\’uwaiさん
    私もPu\’uwaiさんのようにずっと続けられたらいいな と思ってます。
    自分勝手で自己満足のブログなのに、見てくださる方や、コメントくださる方々にほんとに感謝してます。
    それがなければ、続けられないですものね。
     
    夏椿は普通の椿と同じくらいの大きさですね。
    ヒメシャラ、検索してみると夏椿とそっくりで、写真だけでは区別がつきません。

  19. コスモス より:

    そのちゃん、
    見所満載すぎて、忙しい旅でしたが、楽しかったです。
    あじさい、きれいでしょう? こんなにたくさんの花が一斉に咲いてるのを見るのは初めてでした。
    もっとゆっくり散策したかったです。
    淡路島の人形浄瑠璃は見たことがありませんが、有名ですね。

  20. コスモス より:

    照れまんさん
    絵皿の写真はずっと離れた岩の上から写されていましたので、pcで電送されてたのでしょうね。
    売れ残った絵皿は100円でも売れないでしょうね、女優さんならともかく。
    この絵皿は、中に写真を入れて、プラスチックでふたがしてあります。
    売れ残ったら写真を入れ替えてまた使うのでしょうね~。
    fujimさんの絵皿は、洗ったらきれいに流れたそうですよ。
     
    思ったとおり、この絵皿は机の上の重ねた本の間に挟まったままです。
    やっぱり買わなきゃよかったな~。

  21. コスモス より:

    離心円さん
    そうですね~、「あんな物買っちゃったな~」というのが、いい思い出です。
    民謡教室はお稽古が個人だったり、あちこちの教室にわかれていますので、
    発表会やこうした旅行のときしか、全員が集まることがありませんので、いい交流の場になっています。
    たらい舟をこいでいる船頭さんはびっくりされてましたよ。

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