元興寺(がんごうじ)

民謡発表会を一週間後に控え、連日三味線のお稽古に没頭しておりまして、
 
皆さまのところにお伺いすることが出来ず、失礼をしております。
 
 
先日、弦を押さえる左手の指先にズキンと痛みが走りました。
 
なにごとも、「過ぎたるは及ばざるがごとし」
 
本番で弾けなくなっては元もこうもありませんので、一日休むことにして奈良町を歩いてきました。
 
この日は春本番を思わせる、暖かい陽射しがふりそそぐ気持ちのいい日でした。
 
奈良公園の鹿たちもゆっくりお昼ねを楽しんでいるようです。
 
 
 
 
近鉄奈良駅の南、「もちいどの商店街」を通りぬけると奈良町があります。
 
「もちいどの」は漢字で「餅飯殿」と書きますが、名前の由来を 「三角点探訪」の先生に教えていただいたことがありました。
 
昔、旅をされるお殿様や御付の人たちのために、保存食として「お餅」や「干飯」を用意したところ・・・なのか
 
役行者が何日も山の中を歩く時に、保存食として「お餅」や「干飯」を用意したところ・・・なのか
 
あ~ぁ、記憶がさだかではありません。 教えがいのない生徒ですね、情けない。
 
今度先生にお会いしたら聞いておきましょう。
 
 
細い路地がいりくんだ奈良町は、江戸時代の商家のなごりを今なお残していて、情緒のある町並みです。
 
      
 
 
 
                庚申堂の身代わり猿
 
 
 奈良町の一角にある元興寺は、日本初の本格的な寺院として蘇我馬子によって建立された明日香にある法興寺(飛鳥寺)が、
 
平城遷都のときに現在の地(猿沢の池の南)に移されたお寺で、今は極楽堂(本堂)と禅室を残しているだけですが、
 
当時は奈良町一帯が境内という、南都七大寺の中では東大寺に続く大きな寺だったそうで、
 
「古都奈良の文化財」として世界遺産に登録されています。
 
 
 
 
 
東門  
                                                                                            
 
 
 
 
 
  北門 
 
 
 
 
 
 極楽堂
 
 
 
 
 
 
 
極楽堂には仏像ではなく、守り本尊の曼荼羅がまつられています。
 
「撮影禁止」の張り紙はありませんでしたが、撮影していいものかどうか・・
 
結局なにも写さないで出てきましたので、絵葉書から取り入れました。
 
                                            曼荼羅(絵葉書より)
 
 
 
極楽堂の横にはたくさんのおじぞうさんがならんでいます。
 
季節ごとにききょうや萩、春車菊におおわれるそうですが、今の季節はなにもありません。
 
     
 
 
 
 
 禅室
 
 
 
 
 
受付で「おじぞうさんのところまで行ったら、後ろを振り返って極楽堂と禅室の屋根を見てください」といわれました。
 
1400年前、飛鳥寺の屋根に乗っていた瓦がそのまま使われています。
 
色が違っているところがそうです。
 
とてつもなく長い年月、こわれることもなくその役目を果たしているんですね。
 
 
 
 
なが~い、長い年月、人から人へと引き継がれてきた歴史は
 
ずっしりとした重みがあって、心に深い感動を与えてくれます。 
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元興寺(がんごうじ) への4件のフィードバック

  1. 猫と薔薇と私と より:

    三好達治の 「御寺の甍 緑にうるほい」と 謡われた 光景ですね。
     ここを和服で 二人歩いたら 「おみなご しめやかにかたらひ 歩み 風鐸の姿静かなる」と 続きますね。
    私は 和服着ても どうせ じたばたどたばたと 歩き 大きな声で ギャハッハッハと騒ぎながら 歩くので
     風鐸や 甍を見るどころでは ありません。
    昔 大学生でおせんべ食べながら 走り歩いたお寺です。
     
     奈良町って 今月の JAFの中に 紹介されてましたね。
    この身代わり猿も載っていました。個人的には 墨と 葛落雁が良かったです。
     あ 柿の葉寿司も 好き。

  2. yasuko より:

    こんにちは! お久しぶりです。
     
    おけいこの、し過ぎには注意して下さいね。 私は、ちょっと痛いなと思ったら、即やめます。 そして、なぜ痛いのかを考えて、原因が自分のテクニックにある場合は、そこを改善するために別の頭脳や神経を使って練習します。 そうじゃない場合には、筋肉や関節を休めるために、他のことをします。
     
    ところで、「私ばかよねー♪」なんです。 「もちいどの商店街」、漢字の記事を書いてくださったので、自分のオバカを発見しました。
    ずっと、「もいちどの商店街」だと思っていたのです。 「もう一度 来て下さいね」の意味だと思っていました。
    あー、恥ずかし! でもお陰様で!
     
    「猫と薔薇と私と」さん、三好達治、私の好きな詩人なんです。 うれしいです。

  3. コスモス より:

    猫と薔薇と私と・さんへ
    そうですね~、和服で歩くとぴったりはまる景色です。
    私もどちらかというと、シャキっと背筋をのばしてカッカッカッと歩くほうなんですよ。
    でも三味線のおかげで、最近は少しだけ「和服が板についてきた」と言われるようになってきました。
    柿の葉ずし、わたしも大好きです。

  4. コスモス より:

    離心円さんへ
    故障してしまってからでは遅いですからね、少しの間手を休めて聞くほうの勉強にきりかえました。
    さすがですね、離心円さんのアドバイスには実感がこもっています。 ありがとうございます。
     
    「もいちどの」って思ってる人は結構多いそうですよ。
    「もう一度きてください」っていうのはおもしろいですね。

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