百貝岳

 
 
 
奈良県のほぼ中央に位置する黒滝村にある百貝岳(860M)に登りました。
梅雨のさなかとあって、いつ雨が降り出してもこまらないように、リュックの中に、カッパとスパッツと傘を入れて出かけました。
 
やまあじさいがちょうど見ごろで、少し小さめの素朴ながくあじさいが心をなごませてくれます。
山の中を歩いていると、まわりの生きのいい木や草と同じように、自分も元気になっていく感じがするから不思議です。
 
             
 
 
 
本来なら、林道を延々と歩かなければならないのですが、今回はマイクロバスでかなり奥まではいってもらいました。
頂上に近い、西側の斜面に建ってる鳳閣寺(ほうかくじ)まで、急な参道を1時間ほど登ります。
この辺りから、葛城、金剛、二上の山並みが青い墨絵のように連なっているのが見えます。
 
             
 
 
 
 鳳閣寺は、京都、醍醐寺の基礎を築いた理源大師による大蛇退治の山寺として知られています。
理源大師は、天皇の命を受けて修験道である大峰山山上ケ岳の復興にのりだし、地元の人を先達にして吉野の峰々を巡りあるいたそうです。
当時、吉野山地には大蛇がいて、人々をこまらせていた。
 そこで、山の頂上でたくさんのほら貝を吹き鳴らし、その大音響で大蛇をおびき出して退治したと伝えられています。
百個のほら貝を同時に鳴らしたような音だったことから、この山を「百貝岳」と呼ぶようになりました。
 
鳳閣寺には、山伏姿の理源大師の木像と、特大のほら貝と大蛇の頭の骨といわれてるものが寺の宝として残っています。
普段は公開されていませんが、私達が行くということで、特別に見せていただきました。
 
                   山伏姿の理源大師像
                      
 
                   ほら貝と大蛇の頭の骨(と言われているもの)
                      
 
 
 
鳳閣寺を後にして百貝岳の頂上に向かう深い森の中に、理源大師廟が建っていました。
重要文化財に指定されています。
 
                              
 
 
      途中、高城山の展望台から特徴のあるとんがった高見山がよくみえました。
              
 
 
 
百貝岳の頂上でお弁当をいただき、千本桜で知られてる吉野の奥千本まで降り、
緑の葉が繁る桜並木のあいだで、あじさい祭りが開かれている中を通り、
世界遺産の金峰山寺に立ち寄り、吉野駅まで降りてきました。
山を歩くだけでも自然に触れられて楽しいのですが、行く先々でそこにまつわる歴史や、
その時代の人々の暮らしぶりを聞かせていただくと、なおいっそうその山が興味深いものになります。 
 
                      
 
  

百貝岳で出あったお花

 
 
 
 
 
 
 
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百貝岳 への8件のフィードバック

  1. のら より:

    こんばんは
    山の中を歩いていると実際元気になれますね。
    ちょっと疲れが出たのか、しばらくパソコンから遠ざかっていました。
    山歩きに出かけたい心境です。
     
    百貝岳と鳳閣寺、とてもなつかしく記事を読ませてもらいました。
    昔行ってた会話学校のクラス合宿が毎年この鳳閣寺を宿舎にしていたんです。
    百貝岳に上ったり付近の山中で飯盒炊爨をしたり、さまざまな思い出が蘇ってきました。
    先生や当時のクラスメートはどうしてるかなぁと思ったり、合宿の夜にヒューズが切れて停電したことなど。。。
    昔は今のようなブレーカがなくて鉛製のヒューズをドライバーを使って取り替えるのです。
    真っ暗の中で自分がその取替えをしたのですが、誤って活線の電流に触れてしまい感電しました。
    あれから数十年、大峰方面に行く途中で黒滝村は通過しますが、ついぞ鳳閣寺には行ったことがありませんでした。
    今も昔のままの風景が広がっているようで安心するとともに、行ってみたくなりました。
    ありがとう。

  2. コスモス より:

    のらさん、こんにちは~!
    このところ、のらさんの影がみえないのでちょっと気になってました。
    大丈夫ですか? 山の中で森林浴でもして元気だしてください。
    鳳閣寺にそんな思い出があったんですね~。
    かなりひなびたお寺で、普段はどなたもおられなくて、管理されてる方が、私達の行く時間に合わせてきてくださいました。
    奥深いところに建っているので、夜になると恐いほど静かだったんでしょうね~、その上停電だなんて。
    昔はよく停電してました。自分の家だけじゃない時は、ローソクを立ててじっと待ってました。
    今じゃ考えられないですね。

  3. jazzy より:

    こんばんわ!
    ササユリですね、大好きなユリです、可憐ですね
    ユキモチソウもお花終わったところみたいですね
    高見山って見る位置からとても山容が変わります
    きれいなピラミッドに見えたりはたまた凡庸とした広い山陽に見えたり、見る位置からとても山容が変化しますね
    日本には不思議な伝説が数多く残っているのが魅力的です
    本当に大蛇がいたかもしれません・・・想像するだけで楽しいです
     
    ところで今年は山登りをボチボチ復帰していこうかと思ってます
    のらさ~ん、のらさんもコスモスさんのおっしゃってるように森林浴がてら山登りどうですか?
    コスモスさん、すみませんこの場をお借りしちゃいました(ペコ

  4. コスモス より:

    jazzyさん、こんばんは~!
    山の中のささゆりは、ひときわ目だってとてもきれいでした。
    山の形は、見る位置によってほんとに違いますね~、高見山はとがってないと高見山ってわかりません。
    山登り復帰ですか~、いいですね。
    私はいまのところ友達と日程が合わなくて、予定なしです。一人では行けないし、ツアーの参加は自信がないですしね。
    奈良の山をウロウロします。

  5. 愛月 より:

    コスモスさんの鼓動と汗を感じましたよ。素敵な時間を過ごされたのですね。その土地にまつわるお話しや歴史に触れての森林浴ですね♪
    墨絵のような遠方の山々と深い緑、そして、澄み切った空気が映ったような紫陽花、どの景色も素敵ですね~。
    自分の足と心の目で美しい景色を見つけ出すって、カッコいいですね~。
    娘の引率で砥部へ行ってきました。待ち時間、クロスカントリーに使用する山道を歩いてきました。
    コスモスさんの山歩きをホンノ少し経験しました。“森林浴もどき”とでも題しましょうか。(笑 
    苔の生えた山道は清々しかったです。

  6. meiya より:

    コスモスさん 今晩はぁ。
     
    吉野山・・・懐かしいなぁ。もう~ず~~~~と前ですが
    桜の頃に 急に思い立って主人と出かけたことありました。
    麓の民宿のご主人が スライドで吉野の山を紹介してくれたの
    昨日のように思い出しました。
    アポも取ってなくて 無理を言って 布団部屋で泊まらせていただきました。
    生憎の雨で あまり歩けませんでしたが 確か金峰山寺だったかなぁ?立ち寄ったような
    気がします。 太い柱だけを 何故か覚えているのですが・・・。
     
    ササユリ 綺麗だったでしょ?こちらでは かなり奥にいかないと
    自生地がなくなりつつあるようです。
    白い小さな花は何だろう?可愛い花ですね~。

  7. コスモス より:

    まるちゃん、こんばんは~!
    お返事、遅くなってごめんなさい。
    山の中を歩かれたんですね、空気がきれいだったでしょう?
    緑の草や木に包まれると、心も体もリセットされて、「また頑張るゾ」って気持ちになります。
    そんな中、ササユリのようなお花に出会うと、とってもとってもうれしくなりますよ。

  8. コスモス より:

    meiyaさん、こんばんは~!
    吉野に来られたんですね~、
    金峰山寺で間違いないと思いますよ、おおきな柱があります。
    全山を埋め尽くす山桜は見ることができましたか?
    あらら~、この時も雨だったの?
    何かの雑誌で、雨上がりのガスに包まれた吉野の桜の写真を見たことがあるんだけど、
    あの華やかな桜と同じ桜だと思えない、静かなたたずまいでした。
    私もぜひ一度雨の日に桜を見に行きたいと思ってるんですよ。
    あ、それとね、7月だというのに、お友達の家でスミレをみつけましたよ。
    meiyaさんのブログに、載ってない種類のような気がするんだけど。アップしました、見てね。

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